コーティングブースことボディー研磨ブースの話。

この店舗を建てるにあたり佐藤が一番に拘ったのはボディー研磨を行うための部屋です。

特にボディー研磨を行う事に関してはお車の現状の状態を正しく把握する事が重要でありますが、いくら人間の目が肥えていたとしても環境により見える見えないレベルがものすごく変わります。

外の光がなるべく入り込まないような環境で、なおかつスポット光を直線的に当てながらやらしい見方(爆)をして初めて見えてくるキズやダメージもありますからボディー研磨一点に関してはどちらかと言えば、

①環境整備

②人の目と技術

という順番になります。環境が整った上でそれを生かす施工者の目と技術が重要です。

ただいくら見えてもキレイにする技術を持ち合わせていなければ意味が無い事も事実です。

以前のお店でも当時はあまりなかったコーテイングブース(磨くための部屋)があり、ぼちぼち密閉された空間でのボディー研磨作業は行えていました。

照明なんかも結構拘りましたので当時の時代、環境の中では割と頑張っていたとは思います。

とは言え透明のオーバースライダーで外の光がもろ入る環境下でしたから全く今とは違うレベルだった事は言うまでもありません。

こんな感じ。懐かしいですね(笑)

この環境下では今のような理想的な仕上がりを目指す事自体無理があります。目とか腕の問題ではありません。

キズやシミを見つけるのに最適な照明の組み合わせは色々ですが少なくとも自然光などが入り込む環境であれば光の干渉が起きますからダメージの確認がかなりしづらくなります。

そう考えたら照明うんぬんの前になるべく自然光が入り込まない環境が必要となります。結果的に理想を目指していくと自ずと今のコーテイングブース(ボディー研磨の部屋)の様式が最良となりましたのでここはかなり拘りました。

完全密閉ができ、外の光はほぼ入らない環境となった今のコーテイングブース。複数の照明と移動照明を用意し様々なお車の状態確認がかなりの精度でできます。

きちんと状態確認ができる環境で見極めた後は施工者の出番です。ダメージに応じて適切なリカバリーを行うと

バチっときれいに仕上がります。同じ場所、同じ角度、同じ環境でみてこれだけ大きな違いが生まれるのは見える環境と施工者のスキルによるもので、どちらかが不十分だと同じようにはなりません。

いくら腕が良くても適切な環境が整っていない中での施工は無理でしょう。高みを目指せば目指すほど施工環境の大切さは痛感します。このブースも昨年完成半年後に照明設備のアップグレードを行いました。

とは言え実はまだ満足はしてないんです。サイドの照明が少し弱いかなー・・・・あとは、床の色が艶ありグレーだし少し干渉してるような気もするなー・・・シャッターも・・・なんて思ってます。

まぁ、「ここまで!」と思ったら終わりですからねー。まだまだ佐藤の終わりなき旅は続きそうです。

今回はボディー研磨に大切な照明とか設備の話でした。

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