コソコソ細々と(私はオウムガイになりたい)

当店OPENした10年前にはカーコーティングはまだディーラーで新車購入時に行う事が一般的だったと思います。

Keeperコーティングも都市部の方ではKeeperLABO(キーパーの直営専門店)があり、認知がどんどん進んでいましたが、鳥取県や米子市ではまだそこまでの認知度はなかったと思います。

実際当店がキーパーの単独専門店としてプロショップ認定をもらったのは鳥取県で8番目だった記憶がありますが、当時のガソリンスタンドのプロショップはそこまで張り切った活動はしていませんでした。名前だけ。みたいな。

佐藤の知りうる限り当時のガソリンスタンドにおいてはKeeperコーティングは油外商品の主軸となる商品ではなく、あくまで3番手~4番手くらいの立ち位置だったはずで佐藤がガソリンスタンド時代の15年くらい前は「Keeperいいよ!流行るよ!」といくら進言しても「そんなの二の次」と取り合ってもらえませんでしたから当時は本当にそうだったはずです。

ところが今はどうでしょう?Keeperプロショップじゃないガソリンスタンドの方が珍しいくらいでどこもかしこもKeeperの旗がたなびいています。

佐藤がもともと務めていた会社も例にもれずどこもかしこも「Keeper」ですからね。あれ?あれだけ否定してたのにおかしいね?(笑)はここで言うだけにしてあげますww

それにしてもKeeperコーティングはすごいですねー!この10年間でKeeperLABOの店舗数も100店舗くらいに一気に増えていて(佐藤が仕事させてもらっていた当時は10何店舗だったとおもいます)、TVCMやYouTubeでのプロモーションも継続して行われており、まさに見ない日はない。ってくらいの勢いです。

ガソリンスタンド様を中心としたキーパープロショップもその勢いに乗りチラシやらメール?やらで色々キャンペーン?を打っている感じで家はもちろん当店にもチラシが入ることがあります。

まぁ、実際取り扱っているガソリンスタンドは多いですからお隣のガソリンスタンドもKeeper。その隣もKeeperになりますから何かで差別しようと思ったら価格での訴求が一番手っ取り早くインパクトがありますからね。

その商売手法を否定するつもりではないんですよ。当店には全く関係のないことですから。

とにもかくにも昔では考えられないような店舗数(LABO&キーパープロショップ)が狭い地域にに乱立している環境であり、それぞれの独自性を出しにくい(かわりにどのお店でも均一の仕上がりになる)状況であることからKeeper対Keeperの戦いになっている感じですね。

佐藤はそんな状況になる事が実はかなり前から予測できていました。

だからKeeperの取り扱いをやめた(ダイヤモンドキーパーシリーズ)訳ではないですが、巻き込まれたくなかったという事は事実です。同一商品と同一価格であれば直接でなくとも間接的にでも影響がありますからね。

Keeper対Keeperなんて「恐竜VS恐竜」みたいなもので結局より大きな(力がある)ものが勝つ図式になりますからね。

佐藤のところは戦いに巻き込まれないようにコソコソ生き続けていく道を選んでます。

恐竜や巨大生物に見つからないような場所で独自性を持ちながら我が道を進んでいこうと思ってます。

まさに古代から生き続けるオウムガイのように(なんか写真は怖いけどw)

ありがたい事にそんなお店を気に入って懇意にしていただいている方が当店には沢山おられます。そういうお客様1人1人と信頼関係を築きながらなんとか営業できればいいなと考えていますし、実際そうしています。

大きな会社でもないですし派手なこともできませんがもし気に入っていただけるようでしたら今後とも御贔屓にしていただければと思います。

できれば争いもなく静かな海の底でひっそりと生き続けていたい。

今回のお話は佐藤はオウムガイになりたい。という話でしたw

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