前回まででメニューの説明とお勧めのお客様についてお話しました。ここで誤解の無いように説明したいのですが
状態により決まったメニューしかできないなんて事はありません。例えばタバコ車や汚れが非常に激しいお車だからと言って自動的に重度汚れ向け(個別見積もり)となるわけではなくそこはお客様のご予算や希望に沿って選んでいただく事ができます。
ただし嘔吐や灯油等の対象物がハッキリしていて対象物を取り除かないと意味のないもに関しては例外です。100%特殊汚れ向けとして個別お見積もりとなります。
要は激しい汚れのお車で普通で考えたら重度汚れ向けでご案内するのが最良と思われる個体であってもご要望と予算によって一般向けや程度良好向けをお選びいただく事はできますし実際そのような場合も例は少ないですがあります。
ただしそのような場合あくまでも程度良好向けは程度良好向けの作業しか行いませんのでクォリティーに関しては当然下がります。高い仕上がりのレベルを求める場合にはお勧めしませんが、そこを理解した上であれば問題ありません。
先日ちょうどそのようなご依頼がありましたので事例とともにご紹介いたします。
お車は人から譲り受けられたお車で年式はまだ新しいですが走行距離はそれなりに走られています。何より全オーナー様が喫煙者であったことから非喫煙者のオーナーさまが汚れと匂いが気になって当店にご依頼いただきました。
【クリーニング前】ホワイトの本革シートがご覧のように汚れてしまってます。車内全体もタバコの汚れと臭いは気になるレベルでありました。
オーナーのご要望は「タバコの匂いと汚れを出来るだけなくしてほしい」という事でしたので重度汚れ向け作業で組み立て見積もりさせていただきましたが予算と施工日数が合わなかったので次点として一般車両向けにて作業を行うという事となりました。
でビフォーアフターがこちらです。
【before】
【after】
こんな感じでキレイに出来ました。全体的な仕上がりは
見た目は特に白の素材がキレイになり1トーンどころか3トーンくらい上がった印象です
タバコの匂いに関しては元が100だとしたら30くらいになった感じです。お客様からはすごく喜ばれました。この30を追加作業で追っかけていくのが重度汚れ向け作業になります。重度汚れ向け作業はその他にもいろいろしますので当然、日数=料金がかかりますしやったとしてもタバコの匂いを0にすることはなかなか難しい場合も多くありますからね。妥協点をどこにするかって事は話し合いです。
ともあれお客様からは予想以上の改善を感じていただけたそうですごく喜んでいただけました。
こんな感じで、タバコ車=重度作業。という決まりはありません。ただししつこいですが予算、日数、求められるクォリティーを総合的に判断してよくよく説明した上でお話させていただきます。
次回で最後です。まとめとお願いとかです。