撥水か親水か(その②)

先回に引き続き今回は親水タイプの特徴、メリットデメリットです。

親水タイプ

日常的な汚れにくさの軽減に主を置いた場合親水タイプのコーティングの方がよりメリットを感じていただけると思います。

親水タイプのコーティングは塗装面に水が馴染みますから小さな水玉状に汚れる撥水タイプに対し大きな範囲で汚れが広がりますから汚れ方が明らかに優しくなります(広がり薄まるみたいな感じ)。

水が馴染むことで塗装面における大敵、水シミの付きにくさは撥水タイプのコーティングに対し優位性があります。

コーテイング剤自体で厚みが生まれるものでは無いので明らかな艶や光沢感は生まれませんが逆に塗装本来の美しいカラーを生かすキレのある光沢が生まれます。

言葉としてはかなりあいまいな表現となりますが「何となくいつもキレイな状態が維持できているかも?」って感じで撥水タイプ程汚れにくさに落差が無く、いつも何となく変わらず。みたいな感じですからある意味楽チンとも言えます。

デメリットに関しては明らかで「やってる感が全然でない」って事かと思います。雨が降っても歪に水弾きするだけで見た目上では面白くもへったくれもありません。

また多くの方が期待される「水がサーっと引いていく状態」になるのは特定の条件下の時のみで通常自然環境下においてその状態を目撃する事は皆無だと思います。

また洗いやすさと洗車時の汚れの落としやすさは撥水タイプの法に軍配が上がります。

まぁ大抵の事は性能云々より見た目的な事をデメリットとしてとらえる場合が多いような気がしますね。

親水タイプのコーティングはどちらかと言えば玄人のお客様が選ばれる傾向が多いですが、逆にカーコーティングが初めてのお客様でも撥水の派手な見た目より日常的な汚れにくさを主に考えているお客様にはものすごくおススメです。

実は結構女性のお客様からの支持が多いコーティングでもあります。

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