撥水か親水か(その①)

お客様からお問い合わせをいただく際に「撥水が良いか親水が良いか分からなくて」というお話をいただく事があります。

これに関して超個人的な趣味で言えば親水タイプの方が好きではありますが、どっちが良いかはかなり人によるところがありますし、例えどちらかが向いていたとしてもそれを好むかどうかはオーナー様の美意識、価値観次第な所がありますのでなかなかに難しい話です。

撥水タイプのコーティング、親水タイプのコーティング、どちらもメリットデメリットがあり、それによってだけで選ぶことができればいいのですが、それに加え見た目のビジュアルや嗜好性が加味されますからね・・・

という事で当店が取り扱いをしているECHELONコーティングにおいて撥水、親水それぞれの特徴を簡単にご案内します。本当はもっと色んな要因が絡み合いますがそこは今回割愛します。

それなりに長い話になりますので何回かに分けてお話します。今回は撥水タイプの特徴、メリットデメリットです。

撥水タイプ

超簡単に言えば撥水タイプのコーティングは小さな水玉になり水が積極的に流れ落ちていきますから撥水が持続できている期間は圧倒的に汚れにくいです。雨が降ったらキレイになった。は大げさではなく結構本当です。

また当店商品で言えば(Zen-Xero&NANO-FIL)コーテイング剤自体が分厚く形成されますから深い艶と光沢が生まれます。

また洗車時の洗いやすさ、虫等の汚れに対する落としやすさ、拭き上げの容易さなどにおいて親水タイプのコーティングに対し明らかな優位性があります。これはご自身で洗車やお手入れをされる方にとって大きなメリットとなります。

何にせよ水が強くはじくという事はビジュアル的にも雨が降れば水玉となり転がり落ちていきますから好きな方にとっては当然、あまり興味の無い方でも「なんかすごい!」みたいな感じになります。

逆にデメリットとしてはより良い撥水(排水)状態が汚れにくさに直結することから、いかに水弾きの良い状態を維持していくかが撥水タイプのコーティングの大切な部分でありますが、残念ながら撥水効果自体はさまざまな外的要因により効果の強さ、持続期間などがかなり大きく変わります。

まぁそもそもコーテイング剤の瓶を開け塗った時点で酸化が始まりますから塗った直後があらゆる意味で最強状態であり、そこから撥水に関しては弱くなっていく事が当たり前で通常水弾きの力は低下していきます。

また撥水効果が弱くなった際には排水効果も薄れますから撥水特有の小さな点で汚れが付いていきますのでパッと見た感じ「汚れたなぁ」と感じられやすいかもしれません。

そのような観点から日常的なお手入れやメンテナンスを行う事で撥水(=汚れにくさ)を持続させ続けていく事が重要となってきますから良い状態を維持していこうと思えばそれなりに手間がかかるとも言えます。

撥水タイプのコーティングは一般的な多くのお客様がイメージできるカーコーティングとは?というイメージ通りの見た目となり、同時に誰にもわかりやすくカーコーティングそのものの恩恵であったりメリットを感じていただける性能を有しています。

特に本格的なカーコーティングが初めてのお客様で上記のようなメリットを体感してみたいと思われるお客様には非常にお勧めです。

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